借金について長期借入と短期借入の違いを教えて下さい
借金の種類には長期借入と短期借入というものがあるというふうに聞きましたが、いったいこの2つはどういうふうに分けられているんでしょうか。借金は素人なもので一度教えてもらえれば幸いです。
長期借入と短期借入は簿記用語。期間で分けられている
これらは簿記の用語ですから経理であるとか財務に関係していない人にはあまり関係ありません。一般の借入においてはこのような借入のわけかたと言うのはしていませんが企業の場合は借り入れをする期間が長い場合と借り入れをする期間が短い場合の2つで借金の種類を分けているのです。
この種類を理由ているのは期間だと言われています。簡単なわけかたとしては返済義務が1年以内にあるものというのが短期借入、返済義務が1年を超える場合には長期借入というようになっています。家計に直せばカードローンや消費者金融が短期借入であって、長期借入は住宅ローンなどに当たると思ってもらっていいでしょう。
しかしどうしてこのような借入に関して企業は細かく分けているかというと、借金をどう使うかは企業の自由なんですが、その借金をしっかりと分けておかないと返済が大変になり、ちゃんと効率的にお金を使えなくなるからです。
例えば長期借入金というのは設備投資の機械などに使われていると言われていますが、こういう数百万数千万円する機械を借入金で借りたのに1年で返済するというのは無理でしょう。逆に仕入れなどで必要なお金を借りた場合はお金をすぐに返済する必要があります。誰だらと数年間返済を伸ばす必要性はありません。
というように簿記ではその借入金の声質によって、長期借入と短期借入を分けているというわけです。これによって借入の上手な運用というものが出来るようになっているのです。個人の場合はこのようなことはしなくてもいいですが、大きな金額を借り入れする場合にはフリーローン等で分けて考えるというのもひとつの方法でしょう。
そうすると企業のように上手に運用をすることが出来、返済なども滞らなくなる可能性もありますから、悪くないかもしれませんね。
長期借入か短期借入かで決まる借金の最適な方法
冠婚葬祭などで急な出費があったり、突然の怪我や病気で家族が入院してしまったり、人によって、お金を借りる理由は様々です。しかし、たとえどんな理由でお金を借りるとしても、その返済については短期間で返せるのか、それとも長期間になってしまうのかは事前にはっきりさせておくべきです。なぜかと言うと、長期借入か短期借入かで、それぞれに適切なお金の借り方があるからです。
たとえばカードローンやキャッシングなどでお金を借りる時も、長期か短期かで借り方は違うのです。そしてその最適な借り方が分からずに適当にキャッシングしてしまうと、知らず知らずのうちに損をしてしまうことにもなるのです。もしも金融業者から10万円借りる場合、いつも利用しているキャッシングは金利が年10パーセントだとします。それに対して新しい業者は年15パーセントだとします。単純に考えれば、誰でも低金利の10パーセントから借りたいはずです。
しかし、もしも新しい業者が30日間無利息のキャンペーンを実施しているとしたら、その10万円のキャッシングは、そこから借りたほうが得かもしれないのです。なぜなら、初めから一か月以内に返せる見込みの短期借入ならば、金利に関係なく無利息キャンペーンを利用した方が得であるに決まっているからです。逆に長期借入の場合は無利息キャンペーンは使えないので、少しでも金利の低いところから借りるべきです。もっとよく探せば、より低金利のキャッシングも見つかることもあります。
このようにキャッシングなどの借金は、返済が短期間で済むのか、それとも長期間に及んでしまうのかで最適なカードローン会社選びも決まるのです。このような観点からも、返済計画というのは、借りる前から明確にしておいたほうが良いのです。ちなみに長期借入の場合は、銀行系のキャッシングの方が信販系や消費者金融系よりも金利は低めに設定されています。このような基本的なことも、知らないよりも知っていたほうが賢くお金を借りることができるのです。
